Archive for the ‘自己破産’ Category
債務整理Q&A 66 自己破産と家財道具
Q66
自己破産をすると、机やいすなどの家財道具も処分されてしまうのですか?
A66
家財道具など生活に欠くことのできないものについては差押禁止財産とされていますので、そのまま利用することが可能です。
債務整理Q&A 65 管財事件とは
Q65
自己破産における管財事件とはどのようなものなのですか?
A65
同時廃止(Q64参照)以外の場合には、破産手続開始の決定と同時に破産管財人が選任されます。そして、破産管財人が債権者に対して財産を公平に分配する作業を進めていくのですが、この事件のことを「管財事件」と言うのです。
債務整理Q&A 64 同時廃止とは
Q64
自己破産における同時廃止とはどのようなものなのですか?
A64
個人の自己破産事件のほとんどは、破産法第216養1項に定める「破産財団をもって破産手続の費用を支弁するのに不足すると認めるとき」に該当します。この場合には、破産手続開始と同時にその手続きを終了することになるのですが、これを「同時廃止」と言うのです。
債務整理Q&A 63 支払不能の判断
Q63
支払不能の状態は具体的にどのようにして判断されるのですか?
A63
債務者の収入や資産状況、信用などを総合的に考慮したうえで判断されることとなります。
そのため、借金の額が同じ100万円の人でも、その人の置かれた状況によって支払不能と判断されたり判断されなかったりします。
債務整理Q&A 62 支払不能の定義
Q62
自己破産における支払不能の定義を教えてください。
A62
自己破産における支払不能とは破産法第2条11項によって以下のように定義づけられています。
「債務者が支払い能力を欠くために、その債務のうち弁済期にあるものを、一般的かつ継続的に弁済することができない状態」
債務整理Q&A 61 自己破産と選挙権
Q61
自己破産をすると選挙権はなくなりますか?
A61
自己破産をしても選挙権はなくなりませんのでご安心ください。
債務整理Q&A 60 保証人の債務整理
Q60
私が債務整理をすると保証人に請求がいくと思うのですが、保証人も支払いが難しい場合にはどうすれば良いのでしょうか?
A60
このような場合には、保証人もまた別途、債務整理の手続きを考える必要があります。
債務整理Q&A 59 自己破産と保証債務の履行
Q59
私が自己破産をした場合、保証人は借金を一括請求されることになるのですか?
A59
契約の内容にもよるので一概には言えませんが、多くの場合、保証契約において債務者の破産手続き開始の申立は期限の利益喪失事由とされています。そのため、契約書内にこのような期限の利益喪失の定めがあるのであれば、保証人が一括して支払い請求されることもあるかと思います。
債務整理Q&A 58 自己破産と保証人
Q58
私が自己破産をした場合、保証人も借金の支払いを免れるのですか?
A58
いいえ。破産手続開始の申し立てをして免責が確定したとしても、そのことは保証人に対して何の影響も及ぼしません(破産法第253条2項)。そのため、保証人は債権者から借金の支払い請求を受けることとなります。
債務整理Q&A 57 自己破産とクレジットカードの引き落とし
Q57
自己破産の手続きを進める際に、クレジットカードの引き落としはどうすればいいのですか?
A57
支払不能となった後に一部の債権者にのみ弁済をする行為は「偏頗弁済」とよばれ、債権者平等の制度趣旨に反することとなってしまいます。
そのため、クレジットカードの引き落としについては、自動引き落としの有無を確認したうえで、引き落とし中止の措置をとるか、残高不足によって引き落としができなくなる状態を作る必要があります。
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