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●債務整理をすると職場にバレる?
債務整理のご相談の中で多いのが、債務整理をすると同居のご家族や職場にバレるのではないかというものです。なぜか世の中では債務整理が悪いことのように思われがちですが、債務整理をすること=悪いことということはありませんので、ご安心ください。
また、職場やご家族にバレるのではないかというご心配についてですが、これは債務整理の手段によって変わってきます。
●過払金請求や任意整理の場合
過払金請求や任意整理の場合には、同居のご家族や職場にバレる心配はありません。誰にもバレることなく、お客様と東久留米司法書士事務所の間でのみ業務を遂行していくことが可能です。また、司法書士には法律上守秘義務が課せられていますので、万が一職場の方からお問い合わせなどが入ったとしても、何もお答えすることはできません。安心してお気軽にご相談ください。
●個人再生や自己破産の場合
個人再生の場合には、原則として職場や同居のご家族にバレる心配はありません。しかし、以下のような場合にはバレる可能性もありますので、ご承知おきください。
〇会社に対して借金がある場合
この場合には会社自身も債権者となるため、会社に対して個人再生を隠し通すということが出来なくなります。
〇同居のご家族がお客様の連来保証人などになっている場合
この場合には同居のご家族様に請求がいくこととなりますので、その結果バレるということがあります。
〇各種証明書を取得する際に疑われる場合
個人再生や自己破産を行う際には、退職金見込額証明書などが必要となります。この場合に万が一会社から根掘り葉掘り事情を聴かれると、少し面倒なことになるかもしれません。しかし、東久留米司法書士事務所ではこのようなケースも非常に多く経験しておりますので、安心してご相談いただければと思います。
〇官報に公告された内容を見られた場合
個人再生や自己破産をすると、氏名や住所などが政府系機関紙である官報に公告されます。あまりいないとは思いますが、万が一同居のご家族が官報を見る機会があれば、個人再生や自己破産をしたことはバレるでしょう。
●自己破産をすれば健康保険料の支払いも免除される?
これも非常に多いご質問なのですが、先に答えから申し上げますと、自己破産をしたとしても健康保険などの税金は免除されません。税金は非常に強い債権なので、自己破産をして免責を得られたとしても、その後返済していくしかありません。
しかし、自己破産を選択された方が税金を一括して返納することはなかなか難しいかもしれません。自己破産の理由が会社都合の解職や、コロナなどの災害や病気による生活苦によるものだとすれば、役所は健康保険などの税金の分割払や減額・免除に応じてくれることがあります。税金の支払いで一番やってはいけないことは、税金を支払わずに滞納し続けてしまうことです。自己破産をしたとしても原則として免除されない以上、どんな理由であれまずは役所へ連絡し、今後の流れ等を話し合う必要があります。